財務諸表論に独学で合格するための勉強法とポイント


税理士試験財務諸表論の受験生の多くが大原などの受験予備校に通っていますが、財務諸表論は独学で絶対に合格できないというわけではありません。財務諸表論を独学で合格するためのポイントは次の通りです。

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財務諸表論を独学で受験する場合でも教材は大原かTACで買うべき!

税理士試験財務諸表論は独学でも合格できないわけではないですが、教材選びは気を付けて下さい。書店に行くと2,000円くらいで税理士試験財務諸表論のテキストや問題集が売っていますが、これらのテキストと問題集だけで合格できるほど財務諸表論は甘くはありません。この本だけで合格した人っているの!?というレベルです。じゃあ、なぜ「そういう本を売っているの?」と思うかもしれませんが、書店で売っている本は、既に大原やTACなどの受験予備校で勉強している人向けの「補助教材」です。

税理士試験の財務諸表論ってどういうものだろう?という軽い気持ちで読むなら良いですが、本気で財務諸表論に独学で合格したいのであれば、大原やTACなどの予備校で教材を買うべきです。

予備校のテキストも安い方が良い!という人は、ヤフオクなどで出品されていますが、ヤフオク等の中古テキストを買う場合は出版年度に気を付けて下さい。財務諸表論は税法とは違って大きく制度改正されることが少ない科目のひとつですが、全く変更が無いわけではないので、できる限り最新年度のテキストを購入するべきです。前年以前のテキスト問題集は安いですが、全く価値が無いと言っても過言ではありません。少しのお金を出し惜しむと大きな失敗に繋がりますよ。

財務諸表論の独学勉強の基本はインプットとアウトプットの繰り返し

財務諸表論を独学で勉強する場合は、テキスト(インプット)と問題集(アウトプット)を交互に繰り返し解きます。

理論は4月までに一通り覚える

財務諸表論の理論は一言一句レベルで覚えるべきです。財務諸表論の勉強を始めたころは「理論を一言一句暗記!?」と驚くと思いますが、予備校生は一言一句レベルで覚えています。自分の言葉で覚えるのも良いですが重要キーワードが抜けることがありますし、曖昧に覚えてしまうと応用問題が出題されたときに対応できません。財務諸表論に独学で合格したいのであれば理論は一言一句がベストです。

ただ、財務諸表論の理論を一言一句レベルまで暗記しようと思えば本試験前の一夜漬けは絶対に無理!!!余程の天才でなければまず不可能です。これは税理士試験の理論がある全科目に共通する事ですが、理論は毎日少しずつが一番近道で、本試験までコツコツ覚えていきましょう。

会計原則や貸借対照表・損益計算書などの基礎理論は年内に暗記してしまい、年明けから4月までは引当金や税効果会計、連結などの応用理論を暗記します。

予備校生の多くも5月頃には大体の理論を覚えているので、独学の人は3月中に全ての理論を覚えることを目標に頑張った方が良いと思います。予備校生と同じ目標だと万が一軌道修正が必要になった場合に対応できないですからね。模擬試験が本格化する4月までには理論を一通り覚えてしまいましょう。

計算は5月までに覚える

独学受験生の財務諸表論の計算は年内は基礎項目を中心に勉強します。年明けから5月までは総合問題を中心に退引やリース、ソフトウェア、合併などを勉強します。5月以後は苦手項目を中心に勉強します。

財表の合否はゴールデンウィークで既に決まっているとも言われます。受験生の多くがゴールデンウィークから勉強を本格化させるため、それから頑張っても周りの皆が頑張っているため差が縮じまりません。

財務諸表論の計算は基礎項目が大切!

受験予備校に通っていれば講師が説明してくれることですが、財務諸表論は基礎項目の理解が一番大切です。税理士試験は難しい試験という事もあって、受験生の中には「財務諸表論は難しい問題を解けるようにならないといけない!」と考えている人がいますが、これは間違いで、「誰もが間違えない正答率が高い項目(基礎項目)をいかに間違えないか」が合否を分けます。正答率がひと桁のところは間違えても合否に影響はありません。解答時間が足りないなら捨てても良いくらいです。

財務諸表論を独学で勉強する人は「財表はしっかりと基礎項目を理解することが大切!」ということを忘れないようにしましょう。

受験予備校の模擬試験を受験する!

財務諸表論を独学で受験する人も各受験予備校が実施している模擬試験は受験するべきです。模擬試験だけだと大したお金はいりません。どこも数千円だと思います。

税理士試験財務諸表論は上位15%が合格する相対評価試験です。このサイトで何度も書いていますが、税理士試験は表向きは60点以上とれば合格ということになっていますが、実際は合格率が15%くらいになるように得点調整されています。つまり、いくらあなたが財務諸表論を理解しようと、他の受験生があなた以上に理解していれば上位15%以内に入れず不合格…ということになってしまいます。税理士試験で大切なのは現在の自分のポジション(順位)を把握することで、それを知ることで本試験までの勉強計画の指針になります。

受験予備校生なら授業内で定期的に模試を受けるので自分のポジションをチェックできますが、独学受験生の場合はそうはいきません。財務諸表論を独学で受験するのであれば、必ず1回は模擬試験を受験するべきです。オススメはTACか大原の模擬試験。受験生が一番多いですからね。

何度も書きますが、財務諸表論を独学受験で合格したいのであれば模擬試験は絶対です。勉強漏れの項目はないか?ケアレスミスが多くないか?など、自分の実力を把握するためにも模擬試験はとても役立ちます。

財務諸表論の独学受験は相当な覚悟が必要!

財務諸表論は税理士試験の中でも最も合格しやすい科目の1つですが、それでも独学で合格するのは相当な努力が必要です。絶対に合格できないというわけではないですが、受験予備校で必死に勉強しても合格するのが難しい試験なので、独学で受験する場合はそれなりの覚悟を持って気持ちを切らさずに日々努力する必要があります。

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