税理士試験財務諸表論の受験生の中には個別問題を軽視して、総合問題ばかりを解きたがる人がいますが、財表で大切なのは個別問題です。
総合問題は個別問題の集合体
税理士試験の本試験で個別問題が出題されることは稀で、殆どの問題が総合問題形式です。そのため受験生の中には個別問題を軽視している人がいますが、これは間違いです。総合問題をよく見るとわかりますが、結局は個別問題の集合体です。個別問題を並べて総合問題を作成しています。つまり、個別問題が解けなければ総合問題の点数は伸びません。
総合問題で苦手項目をピックアップ
計算力アップには個別問題が重要ですが、闇雲に個別問題を解けば良いというわけではなくて、既に十分理解しているところを何度も復習してもあまり意味がありません。個別問題集は苦手項目を重点的に復習するためのものです。では、自分はどこを苦手にしているのかといえば、これが結構わからないもので、自分では理解できていると思っている項目でも実は理解不足というところもあります。どうすれば自分の苦手・理解不足項目を見つけることができるかといえば、総合問題でよく間違えるところです。模擬試験等で解く総合問題で間違えた個所をピックアップして、間違えた項目は必ず個別問題で復習します。何度も間違える個所は間違いノート等を作成して重点的に復習するべきです。