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財務諸表論の計算問題を解く順番


税理士試験財務諸表論の計算問題を解く順番ですが、計算を解答するとき前から順番に解いていませんか?財表計算は解く順番のポイントがあります。

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財務諸表論の計算問題を解く順番のポイント

税理士試験財務諸表論の計算問題を解く順番は次の通りです。

  1. 解答用紙に注記があるかチェック。
  2. 個別問題を解く。
  3. 問題文の前提をチェック。
  4. 有価証券を解く。
  5. 法人税等や退引など簡単な項目を先に解く。
  6. わからない項目は最後に解く。

財表計算解答順序①解答用紙を見て注記があるか確認する。

財務諸表論の計算問題を解くときはまず解答用紙を見て注記が必要かどうかを確認します。この段階ではどのような注記を解答しなければいけないのかをチェックするだけで、実際に書くのは一番最後です。注記を書くのは結構時間が要りますからね。問題を解いていく過程で書かないといけない注記項目があれば問題分にマークしておきます。特に、問題文中に処理方法の変更の指示(棚卸資産の評価法の変更など)があることがあるので注意して下さい。

最初に注記の有無をチェックしないと、いざ解答するときにもう一度問題分を読まないといけないので時間のロスが大きいですよ。

財表計算解答順序②個別問題を解く。

税理士試験財務諸表論では計算問題の多くは1問だけですが、退職給付引当金の計算や株主資本等変動計算書、利益処分の計算など個別問題が別に出題されることがあります。個別問題は知っているか知らないかだけのことなので、計算問題をみて個別問題があれば、まず個別問題を解きましょう。

財務諸表論の個別問題は比較的難易度が低いものが多く、得点を取りやすい箇所なのですが、解答時間がない中で解くと間違えてしまうことがあります。個別問題の多くは時間があれば解けるので最初に解くことをオススメします。

財表計算解答順序③問題の前提を読む。

個別問題を解いたら総合問題の前提を読みます。

  • 会計年度が1月か4月か?
  • 12ヶ月決算か10ヶ月決算か? など

総合問題を解くときは必ず事前に前提をしっかり確認して、仮計表に書き込むことをオススメします。

財表計算解答順序④有価証券を最初に解く。

注記チェック、個別問題、問題前提チェックを確認したら、次は有価証券を解きます。有価証券では持ち株比率などが記載されているため、ここで関係会社かどうかの判定を行います。なお、稀に問題文の前提にも関係会社に関する記載があることがありますので注意してください。関係会社の判定は間違えないように慎重にしましょう。財務諸表論の合否を分けるポイントになります。

仮計表に関係図などを書いて勘違いがないように気を付けてください。

財表計算解答順序⑤法人税等や退引など簡単な項目を先に解く

財務諸表論の計算問題を解く時は法人税等や退引など他の箇所との関係性が低い項目から先に解きます。特に法人税等は非常に簡単で、単純な引き算なのに配点率が高い項目です。法人税等や退引など、計算方法さえ覚えれば簡単に解ける問題があったら先に解くことをオススメします。

財表計算解答順序⑥わからない項目は後で解く

財務諸表論の計算問題を解いていて処理方法についてわからない項目が出てくることがありますが、このような問題に遭遇した時はじっくり考えるのではなくて、問題文にチェックをつけるなどして最後に解きましょう。考えてわかるものなら少し時間をかけてもいいかもしれませんが、こういう項目は大体頑張っても思い出せないもので、私なら少し考えてわからなければすぐに飛ばして次の問題に進みます。いちいちわからない項目で考えていたら財務諸表論の解答時間が足りなくなってしまいます。

正しい解答順序で解答時間を短縮できる!

税理士試験の財務諸表論は解答する順番を間違えると、何度も問題文を読み直したり、問題文中に書いている文言を探さないといけなかったり…と時間ロスが生じてしまいます。解答時間短縮には勉強による内容理解が一番ですが、解答順序も大きな要因の一つになります。財務諸表論は1分1秒を競う試験ですので、無駄な時間が生じないように効率的な順序で解答しましょう。財務諸表論は一定以上勉強してきた人であれば、上記の順番で解答すれば解答時間が足りなくなることは少ないはずです。

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2015年5月4日

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