税理士試験というと難しい問題を解けなければ合格できないと思っている人がいますが、財務諸表論は基礎項目の理解なしに合格することはできません。
一般原則は全ての理論に関係する
一般原則は理論で最初の方で学習する項目で、これがベタ書きで出題されることは考えにくい項目でもあります。そのため受験生の中にはこの一般原則の重要度が低いと判断して理論暗記を疎かにしている人がいますが、これは間違いです。一般原則は財務諸表論の理論の全てに関係する理論であり、どの理論においても一般原則に基づいているため、本試験においても一般原則の知識がなければ減点リスクがあります。
一般原則などの基礎理論は間違えると致命傷
財務諸表論において基礎理論と言われるの一般原則や貸借対照表原則、損益計算書原則はどの受験生も一度は暗記する理論です。しかも少し勉強すれば内容も理解できますし、理論暗記に手間がかからない理論です。そのため本試験で出題されたときに解答できなかったら大変です。税理士試験で基礎項目の減点は致命傷でこれを挽回するのは至難の業です。合格する人は基礎理論は確実に合わせてきます。
基礎理論は内容もしっかり理解する
一般原則等の基礎理論は多くの理論に関係しているので、内容をしっかり理解する必要があります。表面上の理解だけでは基礎理論を完全暗記したとは言えず、応用理論のどこに関係しているのか等に気付く事ができません。理論テキストなどを十分に読み込み、内容を理解しましょう。基礎理論を完全理解できる事で応用理論の理解も深まります。