税理士試験財務諸表論にサクッと合格

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財務諸表論は講師の質で合否が分かれるのか


税理士試験財務諸表論の講座を受講していると受験友達等から「○○講師は合格できる!」「○○講師は神!」などの話を聞きますが、実際のところはどうなのかについて私の経験をまとめました。

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財務諸表論の講師によって教え方に違いがあるのは事実。

財表講師といえども所詮は人間なので、いくら受験予備校が講師教育を熱心にしたとしても講師によって教え方に差が出るのは仕方がありません。受験友達などから「あの講師は全く駄目!」ということを聞いたことがある人は少なくないと思いますが、講師は授業を担当するまでに研修があるため殆どの講師が一定レベルの技能を有していて、全く駄目という講師はいないはずです。それにこのような講師は研修過程で辞めていきますからね。

ただ、講師によっては教え方が丁寧な人や具体例を用いてわかりやすく説明してくれる人がいれば、勉強内容を淡々と話すだけの人など、それぞれに特長があって、どれが良いとかそういう事ではなく、それぞれに一長一短があります。

説明が丁寧、具体例などを織り交ぜてくれる財表講師の良いところ悪いところ

良いところ

  • 難しい項目などが理解しやすい。
  • 補足情報があるため記憶に残りやすい。
  • 勉強内容に興味が持てる。

具体例などを交えて説明してくれる講師の授業は難しい項目でも理解しやすく、かつ、補足情報等があるため記憶に残りやすいです。財表の勉強内容に不安がある人はこういう講師の授業の方が安心ですし、勉強内容に興味が持てると思います。

ちなみに財表講師によっては試験委員の専攻分野を分析して、授業中に「今日勉強する項目は今年の試験委員の専攻分野です。」「最近の本でテーマとして取り上げています。」などの情報を話してくれることがあります。仕事熱心ですよね。

悪いところ

  • 授業時間をオーバーすることがある。
  • 授業に関係ない無駄話があることも。

説明が丁寧なのは良いですが、このような講師の中には授業に関係のない話(財表合格に無関係な話)をする人がいて、その結果、所定の授業時間をオーバーしてしまう事があります。授業時間をオーバーしてまで教えてくれている、とプラスに思えれば良いですが、社会人などのように帰宅時間に制約がある人にとって授業時間オーバーは大問題で、状況によっては授業途中で帰らないといけない場合があります。ちなみに私は最長1時間半超のオーバーがありました。通常は9時半までの授業なのに終わったのが10時45分過ぎ…こうなると家に帰ってご飯を食べてお風呂に入ったら12時で復習ができません。意味がある補足情報なら良いのですが、そうでないことも結構あるんですよね…。最初は良かったのですが、時間オーバーの頻度があまりにも高かったので途中から時間を守る講師に変更しました。

要領が良い講師はそういった情報などをレジュメして配付している人がいます。こういう講師は良いですよね。

勉強内容を淡々と話すだけの財表講師の良いところ悪いところ

良いところ

  • 授業時間がオーバーしない。
  • 勉強の重要ポイントが明確。

淡々と授業を進める講師だと、「説明不足じゃないのかな」「わかりにくいのでは」といった不安を持つかもしれませんが、基本的に受験予備校の教材に書いている事を勉強すれば他の補足情報なしで合格できるようになっていて、受験予備校が税理士試験財務諸表論を分析した結果、重要個所や合否に影響が出る箇所だと判断した項目については授業で説明するように講師を指導しています。補足情報を色々話してくれるのも良いですが、アレコレ話を聞いてその瞬間は「あぁ、そうか」と思っても、そういう話は財務諸表論合格に直接的に関係が無い事が多い(補足情報は財表講師が個人的に話すことが多い。)うえに、情報をたくさん教えてくれるため本当に重要な勉強ポイントがボヤけることがあります。これに対して、淡々と授業を進める講師だと受験予備校が重要だと判断した箇所が明確です。

それに淡々と話す講師の授業は余程のことが無い限り時間を守ってくれます。

悪いところ

  • 豆知識を教えてくれる財表講師の授業を受けている友達からの情報を聞くと「え!?」と思って不安になることがある。
  • 授業で眠たくなる。

不思議なもので自分が知らない情報を他の人が知っていたら、それが例え財表合格に全く関係が無いことであっても「え!?知らないけど大丈夫かな…」と不安になることがあります。特に模擬試験等の成績が悪い時にそういう話を聞くと補足情報の有無が成績に表れているのでは!?と講師を疑ってしまう事も…。財務諸表論の模擬試験等で合格点が取れない人の多くの原因は勉強不足である事が多いのですが、その責任を講師に転嫁してしまうのです。そうなると合格は遠のきます。やはり勉強というのは原則は自分が勉強しなければ成績が伸びず、成績を伸ばすためには現状を正しく認識して間違いを改善しなければいけないのに、勉強不足という事実を置いといて、講師に責任を転嫁してしまったらいつまで経っても現状は改善されません。

あと、淡々と説明する講師の中には話し下手な人が多いように思います。そのような講師の授業は眠たくなるんですよね。特に仕事で疲れた後に受ける授業は最悪です。

財務諸表論の講師の善し悪しは個人差がある。

ここまでの文章を読んだらわかる通り、私は授業時間を守る講師の方が好きなのですが、どちらの財表講師が良いのかは個人差があります。勉強が苦手で授業時間を超えてでもしっかりじっくり授業をしてくれる講師が良い人もいれば、私のように淡々とした授業でも良いから時間を守って、不明箇所などは後日個別に相談してくれる講師が良い人もいます。私の経験でいえば、財表講師の善し悪しは歯医者や美容師と同じようなものではないですかね。

受験中は「○○講師は合格できる!」「○○講師は神!」といったような評判(噂)を聞くことがあると思いますが、これは万人に該当するものではありません。それに大原やTACの受験予備校ではどの財表講師であっても受験生全員が合格できるようなカリキュラムになっているため、財務諸表論に合格したいのであれば自分に合う講師を選ぶべきだと思います。

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2016年9月8日

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