大原やTACなどの受験予備校で財務諸表論を勉強している人は予習よりも復習に力を入れるべきです。受験予備校では講座を受講すれば税理士試験に合格できるようにカリキュラムを組んでいて、原則として予習の必要はなく、予習しなければいけない時は担当講師がその旨を伝えるはずです(速習クラスなどの短期間合格講座などでは予習をしなければいけないことがあります。)。
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財務諸表論はカリキュラム通り勉強すれば合格ラインに入れる!
税理士試験財務諸表論に合格するためには他の財表受験生が勉強していない特別なことをしないといけないのでは!?と考える人がいますが、これは間違いで、税理士試験財務諸表論は大原やTACなどの受験予備校のカリキュラム通りに真面目にしっかりと勉強をすれば合格ラインに入れるようになります。模擬試験等で成績が思ったより伸びない時は不安になりますが、財務諸表論の合格で大切なのは、受験予備校のカリキュラムを信用して、講義で勉強したことを次回講義までに覚えることを継続していけば8月の税理士試験までに合格ラインに入れるはずです。
財務諸表論に合格するために大切なのは復習
財務諸表論は予備校のカリキュラム通り勉強すれば合格ラインに入れるということを書きましたが、ここで大切なのはカリキュラム通り学んだ項目をその都度確実に理解していくことです。勉強というのは新しいことを学ぶ方が楽しいので、ついつい復習よりも予習をしてしまいますが、それでは財務諸表論には合格できません。講義で勉強した項目を次回の授業までに完璧に覚えるまで何度も繰り返し復習し、これを講義毎に繰り返すことで8月の本試験迄に合格ラインに入れるはずです。財務諸表論は難易度が高い試験ではありますが、予備校のテキストを端から端まで覚えれば合格ラインに入れますし、そのためには復習が大切です。
最初は復習項目が少ないが、そういう時こそ完全に覚える。
財務諸表論の勉強初期のころは講義で学んでいる項目が少ないので復習する箇所が少ない事と、受験に対するモチベーションが高い事もあって、ついつい予習をしてしまいますが、そういう時こそ学んだ項目を完全に覚えてしまうまで復習をするべきです。このサイトで何度も書いている事ですが、税理士試験の財務諸表論の合格に一番大切なのは基礎項目で、誰もが正答する基礎項目をいかに間違わずに解答できるかが財務諸表論の合否を分けます。
「1+1=2」というのは誰もが電卓を叩かなくてもすぐに正答できるはずです。このようにいちいち考えなくても反射的に正答できるようになるまで繰り返し基礎項目の復習をしましょう。
応用項目の勉強が始まると基礎項目まで手が回らない。
財務諸表論は税理士試験の中でも勉強ボリュームが多い科目のひとつで、勉強初期に基礎項目を固めておかないと応用項目の勉強が始まったら基礎項目の復習まで手が回らず大変なことになります。応用項目というものは、基礎項目の理解があって初めて理解できるもので、基礎項目の理解が乏しいまま応用項目を勉強しても表面的な理解しかできず、少し捻った問題が出たらすぐに間違えてしまいます。
財務諸表論の合格までは長いが、コツコツが大切。
財務諸表論の合格への道は長いですが、千里の道も一歩からで、毎回の講義で勉強した項目をしっかりと次の講義までに復習することを継続すれば8月の本試験前にはきっと合格ラインに入れるはずです。