模擬試験等の計算問題で減点される項目はどのような箇所ですか?ほとんどの場合はチョットした間違いではありませんか?財務諸表論の計算は簿記論に比べると高度な処理を求められていません。正答率が高い項目を間違えずに解答することができれば自然と計算の点数がアップします。この正答率が高い項目を間違えないための対策は個別問題を多く解くことです。
試験は個別問題の集合体
税理士試験の本試験や予備校の模擬試験で出題される計算問題は総合問題形式です。そのため受験生によっては個別問題を軽視する人がいますが、これは間違いです。総合問題というのは要は個別問題の集合体です。関係会社の判定など一部他の問題と関連するような箇所がありますが、多くはありません。つまり、個別問題が解けるようになれば試験で合格点を取れるようになります。反対に、個別問題が理解できていなければ合格点が取れないですし、解答テクニックのみで総合問題を解いている人は安定して合格点を取れません。
製造原価や企業結合、財務諸表等規則の問題が出題されたら順位が下がるということはありませんか?
個別問題集をひたすら解く
先にも書いたとおり総合問題は個別問題の集合体です。総合問題で安定して合格点を取るためには個別問題で苦手個所を無くさなければいけません。
問題集には総合問題集と個別問題集がありますが、私は絶対に個別問題重視派です。個別問題集は苦手項目がなくなるまでひたすら解きまくるべきです。私は予備校で配布された個別問題集とその予備校の外販の個別問題集をひたすら解きました。模擬試験等の総合問題でよく間違える苦手項目はノートに内容を書き出して個別問題集ノートを作成しました。
個別問題集を完璧に解けるようになれば総合問題も安定して合格点を取れるようになります!
解答テクニックで解いている人の例
電卓スピードアップに磨きをかけている。
仮計表を作成しない方法にチャレンジしている。
早書きの練習をしている。
私はこれらの行為は、計算の苦手項目がなくなってからするべきであると思います。ただし、計算の苦手項目がなくなれば計算スピードがアップしますので、これらのテクニックを使わなくても制限時間内に解答できるようになります。