財務諸表論の合格率は例年15%前後。受験予備校の模擬試験では上位30%以内が合格ラインと言われています。財務諸表論の合格ラインに入るのはそれほど難しい事ではありません。次のポイントを押さえて勉強していればきっと合格ラインに入れます。
勉強法を間違えなければ誰でも合格ラインに入れる!
財務諸表論の合格ラインに入るためには何か特別な勉強をしなければいけない、と考えている人がいますが、何も特別な勉強をする必要はありません。勉強法を間違えなければ誰でも合格ラインに入る事ができます。合格ラインに入れない人の多くが勉強法を間違えているのです。
基礎項目を間違えない!
各受験予備校では定期的に模擬試験を実施しています。受験予備校にもよりますが、模擬試験の解答に正答率が記載されているところがあります。その正答率をみるとわかると思いますが、正答率50%以上の問題を全て解答できれば上位30%以内に入れます。正答率50%以上ということは受験生の半分以上が正しく解答できる箇所で、多くの場合が「足すだけ・引くだけ」の基礎項目です。これらの項目は関係会社の判定や法人税等、現預金、減価償却費、注記など、解答解説を見れば「あぁ~」と思うものばかりです。
正答率の高い基礎項目を間違えることなく解答することができれば誰でも合格ラインに入る事ができます。
合格ラインに入れない人は基礎項目の理解が不十分
正答率が高い項目を間違える原因の多くが電卓ミスや問題読み飛ばし、数字の読み間違いなどのケアレスミスです。ケアレスミスはチョットしたミスというわけではなく、重大なミスです。受験生によってはケアレスミスを「チョットしたミスだし、大丈夫」と考えている人がいますが、このような人は何度もケアレスミスをします。模擬試験などでケアレスミスをするのであれば良いですが、本試験でしたら大変です。ケアレスミスについては「ケアレスミスは意識しないとなくなりません!」でも書いていますが、ケアレスミスは意識しなければ減らすことはできません。ケアレスミスをゼロにするのは難しいですが日頃の心がけ次第で減らすことはできます。