一生懸命勉強しているのに模擬試験などの点数が良くない人がいます。原因はいろいろ考えられると思いますが、根本的な原因は大体同じです。
基本項目を甘くみない
試験勉強をしているとライバルと差をつけるには「難しい問題を解けるようにならなければならない」と考えている人がいますが、これは完全に間違いです。ライバルと差をつけるにはやさしい問題をミスなく解くべきなのです。
点数が伸びない人の中には「模擬試験で難しい問題を解こうと一生懸命になってしまい、その結果、時間不足でやさしい問題をケアレスミスしてしまう…」「簡単な項目はできると思い込んでいて復習しないので応用問題になったときに解けない」という人がいます。
模擬試験の解答用紙を見ると、合格ラインの点数を取るためにはどういった項目を正答しないといけないかが書いています。簡単な項目にも点数が付いていると思います。この簡単な項目(基礎項目)をに注目して下さい。この項目だけ正解した場合、合格ラインに入りませんか?私の経験だと正答率40%以上の項目を全て正しく解答できたら上位30%以内、正答率30%以上なら20%以内に入れます。
これは本試験でも同じことです。模擬試験で点数が伸びない人、本試験で判定が悪い人の多くが基礎項目の勉強が疎かになっています。もし模擬試験の解答をみても正答していないといけない場所がわからない人は、講師に聞きましょう。教えてくれるはずです。
私が思う絶対正答箇所
私が受験当時に絶対に間違えてはいけないと考えていた項目は次の通りです。
①有価証券
②減価償却費
③貸倒引当金繰入、戻入
④退職給付引当金
⑤経過勘定項目
⑥法人税等
⑦株主資本等変動計算書
⑧注記
ケアレスミスは勿体無い
ケアレスミスはとても勿体無いです。わかっているのに間違えるということほど勿体無いことはありません。ケアレスミスをした場合は必ずなぜケアレスミスをしたのか、どうしたら防げるのかを考えて対策を立てるべきです。