税理士試験の合格点は表向きは60点となっていますが、周知の通り実際には上位10％（財務諸表論は上位15％くらい）が合格する相対評価試験なので、合格点が何点になるのかは試験が終わらないとわかりません。
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昨年の財務諸表論の合格点
ある元税理士試験の試験委員のお話しを聞いた時に話していたのですが、税理士試験の問題が受験年度によって難易度に差が出ないように気を付けているそうです。試験委員が目指す試験問題は毎年同じレベルということは税理士試験の合格点も同じような点数になるはずです。
税理士試験の合格点は公表されていないので実際の合格点はわかりませんが、各受験予備校では試験終了後の解答解説集・模範解答集で合格確実点や合格ボーダーラインなどの合格点を公表しています。試験委員の言うことが本当であれば毎年その合格点に大きな差がでないはずなので、今年の財務諸表論の合格点も例年通りの点数になると思います。
ちなみに2015年税理士試験財務諸表論の合格点は「2015年（平成27年）第65回税理士試験 合格確実点と合格ボーダーライン」で書いていますが次の通りです。
| 受験予備校 | 合格確実点 | 合格ボーダーライン |
| 大原簿記 | 55点 | 48点 |
| TAC | 55点 | 46点-54点 |
| ネットスクール | 53点 |
※本当は2014年以前の合格確実点と合格ボーダーラインのデータもあるのですが、サイトを移した時にデータがどこかに…。また見つかり次第アップします。
2014年度税理士試験財務諸表論は、各受験予備校ともに財務諸表論の合格確実点は55点、合格ボーダーラインは50点前後と、例年と比べると去年は少し点数が低いです。例年は合格確実点は65点を中心に±5点、合格ボーダーラインは60点を中心に±5点くらいが多くなっています。