各受験予備校では定期的に財務諸表論の模擬試験を実施していますが、解答時間は足りていますか？私の受験初期は解答時間が足りなくて「この問題は全部解く問題ではない。」と決めつけていましたが、実際は違って、財務諸表論についてはどの試験問題であっても120分で解答できるレベルの問題です。
以前「計算の解答時間が足りない人の問題点」でも書いていますが、解答時間が足りない人の原因は種々あるもののその根本的な原因はひとつで勉強不足です。特に基礎項目の勉強が足りていないため解答判断スピードが合格レベルに達しておらず、結果として解答時間が足りなくなるのです。
勉強不足だと例えば簡単な問題を読んで5秒以内に解答しなければいけないのに10秒かかってしまっています。
これを改善するためには「計算の解答時間が足りない人の問題点」で書いている通り、個別問題集を解きまくることです。模擬試験などの総合問題も結局は個別問題の集合体で、個別問題の解答スピードが早くなれば結果として模擬試験問題の解答時間を短縮できます。
私は受験初期は解答時間が足りずに苦労しましたが、5月以降は早い時で60分～70分、遅くても100分以内に理論計算ともに全問題を解答できるようになりました。
単純に定期的に個別問題集を解きまくって、個別問題の解答判断スピードを上げただけでそれ以外の特別な勉強はしていません。
これからの時期に個別問題を解きまくることに時間を使うのは勿体ないように思うかもしれませんが、個別問題の克服なしに総合問題の克服はありません。
私の経験上、財務諸表論の模擬試験を試験時間内に解答して確実に合格ラインに入るためにはこれが一番です。