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財表の勉強について

解答時間が足りない!という人の問題点

2016年7月13日


財務諸表論受験生の中には模擬試験などの解答時間が足りないと悩んでいる人がいて、仮計省略や電卓の早打ちを実践している人がいますが、これは解答時間が足りない人の問題点の根本的な改善策ではないと考えています。

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解答時間が足りない人の原因は単純に勉強不足!

計算の解答時間が足りない人の原因」で書いていますが、模擬試験などで解答時間が足りなくなる人は単純に勉強が足りていません。これは私の経験上から言える事なのですが、私も財務諸表論の勉強を始めたときは解答時間が足りなくて苦労しましたが、合格した年は常に解答時間が余っていました。これは何か特別な事をしていたわけではなくて、仮計も書いていましたし、電卓スピードも特別速いわけではありません。私が財務諸表論で解答時間が足りなかった原因を色々考えたところ、一番の原因は問題を見てから正答を導き出すまでに時間がかかっていたということだと気付きました。色々試行錯誤している人からすると「本当かな?」と思うかもしれませんが、正答を導きだすまでの時間を短縮することで私は常に財務諸表論の解答時間が余り、ときには1時間くらい余ったこともあります(大体は30分前には終わる)。

解答時間が足りない人はまずご自身の勉強レベルを見直してみてください。模擬試験などの問題を全て自信を持って解答できていますか?「なんとなく…」「雰囲気で…」といった曖昧な状態ではありませんか?このような状態だと、模擬試験などの問題を見たときに正答を導き出すまでに必要以上に時間がかかっているはずです。しっかりと勉強できていれば問題を見た瞬間に計算式が頭に浮かび、仮計表に転記できます。もし模擬試験で50項目の論点があるとして、そのうちの半分で1分の判断時間を要しているとすれば、25分のロスになります(50項目×50%×1分=25分)。

それに解答時間が足りなくなる人は「はやく解かないとタイムオーバーになってしまう…」と焦ってケアレスミスを誘発してしまいます。それでなくても勉強不足なのに焦ったら更にミスが増えてしまいます。悪循環ですよね。こうなると合格点は絶対に取れません。

財務諸表論はしっかり勉強できていれば仮計を書いても、電卓スピードが凡レベルでも十分に解答時間が足りる試験科目です。解答時間が足りない人は小手先のテクニックに頼ってはいけません。

財務諸表論の解答時間が足りない人はどうしたらいいか

財務諸表論の解答時間が足りない人にオススメなのが、個別問題を解きまくる事です。「計算の解答時間が足りない人の原因」でも書いていますが、税理士試験の本試験で出題される総合問題も結局は個別問題の集合体です。総合問題を何度も解くのも良いですが、解答時間が足りないという人は個別問題集で苦手問題を徹底的に克服しましょう。個別問題を解くというのは地味な作業で一見すると遠回りのように感じるかもしれませんが、経験上、これが財務諸表論に合格するための最も良い勉強法だと私は考えています。

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