税理士試験までもう少しですが、勉強の進捗状況はどうでしょうか。
財務諸表論は税法科目とは違って、解答時間が全然足りない!!!という事態になりにくい科目と言われていますが、それでもゆっくり問題を解く余裕がある人は多くないと思います。
解答時間が足りない人の原因は「計算の解答時間が足りない人の原因」でも書いているように勉強不足が原因なのですが、本試験まであと数日の時期に言っても遅いので、今からできる解答時間の捻出法としては試験問題を解く順番を考えるのが一番です。
試験問題を解く順番については「財務諸表論の問題の解き方」でいくつかまとめているので参考にしてください。
試験問題を解く順番を考えることで得点アップが見込めます。
財務諸表論は100点をとる試験ではなくて、上位10%の点数を取れば合格できる試験です。上位10%に入るためには正答率が低い難しい問題を合わせることよりも、正答率が高い問題をいかに間違えずに解答できるかがポイントになります。
これまで模擬試験を受けた人であればわかると思いますが、正答率が高い問題を全て正しく解答できれば合格ラインに入れたはずです。ただ、正答率が高い個所を全て間違えずに解答するのが難しくて、合格ラインに入れない人の多くが正答率が高い個所をチョットしたミスで間違えてしまっています。いわゆるケアレスミスです。「ケアレスミスは意識しないと無くなりません!」で書いたようにケアレスミスを無くすのは大変ですが、チョットした工夫(試験問題を解く順番を考えること)で減らせる可能性があります。
財務諸表論合格のポイントは正答率が高い問題をいかに間違えずに解答できるか
これが財務諸表論の合格のポイントになります。模擬試験等で合格ラインには入れなかった人は、本試験では100点を狙うのではなく、正答率が高い簡単な問題をいかに間違えずに解答できるか、というところを意識すると良い結果が得られるかもしれません。