この時期になると計算の仮計表を書かない人が増えてくるころです。多くの受験予備校では、最初のころは仮計表を書くように指導していますが、年明けになると仮計表を書かない方法を教える講師も出てきます。
私は仮計表を書くべきだと考えている!
「計算は仮計表を書くべき!」で書いていますが、私は財務諸表論は仮計を書くべきだと考えています。第一、財務諸表論は簿記論や税法科目とは違って試験の解答時間が足りないということがない科目です。解答時間が足りないということは、単に勉強不足なのであって、仮計の有無は関係ありません。
仮計を書くことでケアレスミスが減る!
これは私の経験ですが、仮計表を書く場合と書かない場合で比較すると、次の問題が生じました。
- 仮計を省略すると集計漏れなどのケアレスミスが増加。
- 解答用紙が記入ミスが増加。
単純に慣れの問題かもしれませんが、私はあまり良い勉強法とは思えませんでした。そもそも財表は仮計の有無で合否がわかれるような時間に追われる試験ではありません。もし貴方が現在解答時間が足りなくて困っているのだとしたら、その根本的な問題は仮計の有無ではありません。根本的な問題を直視してそれを改善しなければ財表合格は難しいと思います。
それに私の経験だと、しっかりと仮計を書くことで確実にケアレスミスは減ります。