TACでは2016年度税理士試験財務諸表論を受験した人の合格発表までの受験プランをTAC解答解説の点数を基に提案しています。ちなみにTACの合格確実点と合格ボーダーは次の通りです。
- 合格確実点:61点以上
- 合格ボーダーラインの点数:55-60点
TACの税理士試験受験プラン
TACの合格発表までの受験プランはTACの模範解答・解答解説(TACの2016年度税理士試験 解答解説)を基に作成しており、それによると次の通りです。
財務諸表論の点数が55点以上の人
- 次の科目へ進みましょう。
私なら今年の財務諸表論の試験がTACの模範解答で合格確実点の61点以上あれば次の科目を受験しますが、61点未満であれば合格発表まで実力を維持するために勉強しておきます。
財務諸表論の点数が48点~54点の人
- 次の科目に進むことをおすすめします。不安な人は年内上級演習コース、上級Webポイント講義で実力維持を図って下さい。
私なら54点未満であれば年内から勉強を始めます。50点台であれば基礎項目はある程度理解していると思うので年内上級でも良いですが、50点未満なら基礎項目の理解が不足しているはずなので、年内にしっかりと基礎項目を学べるコースを受講します。TACなら基礎マスターコースが年内基礎クラスです。
財務諸表論の点数が41点~47点の人
- 模擬試験等で平均点以上の人:年内上級演習コースと上級Webポイント講義を受講して実力維持を図る。学習時間に余裕があれば次の科目も受講。
- 模擬試験等で平均点未満の人:基礎マスターコースで基礎項目の再確認と実践力を鍛える。
私なら9月から財務諸表論の勉強を始めます。特に40点前半だった人は今年の試験での合格可能性は低く、かつ、このまま去年と同じように勉強しても来年も同じような成績になると思います。45点未満という事は恐らく財務諸表論の基礎項目の知識が不足しているはずなので、年内に上級コースを受講するよりも基礎マスターコースで基礎項目をしっかり復習する方が来年の合格に繋がります。
財務諸表論の点数が35点~40点の人
- 基礎マスターコースで基礎項目の再確認と実践力を鍛える。
今年の財務諸表論の試験で40点以下ということは恐らく基礎項目を十分に理解できていないはずで、普段の模擬試験でも合格ラインに入れず苦労していたはずです。財務諸表論は勉強ボリュームが大きい科目なので、4ヶ月で財表全てを勉強する基礎マスターコースよりもレギュラークラスの方が来年の合格に繋がると思います。
年内にある程度勉強時間を作れる人は基礎マスターコースでも良いですが、去年と同じように勉強したら年明け後の成績は去年と同じようなものになるので気を付けてください。
財務諸表論の点数が34点以下の人
- レギュラーコース又は基礎マスターコースを受講して基礎項目を再確認する。
今年の財務諸表論の試験で34点以下ということは財務諸表論の基礎項目の勉強が不十分なはずです。おそらく模擬試験でも合格ラインに入っていないことが多く、かつ、解答時間が足りないということもあったと思います。TACでは4ヶ月で財表を勉強する基礎マスターコースを勧めていますが、私はよほど勉強時間に余裕がある人以外はレギュラーコースでしっかりと勉強し直した方が来年の合格に繋がると思います。
2017年度税理士試験財務諸表論の授業料比較
TACを含めて主要受験予備校の税理士試験財務諸表論の授業料を比較しています。